Metis Gretel lyrics

1.Fairy Tale...Gothic

欲深き僕は果実を盗み
死神は降り立ち
僕をさらった

傷ついた羽は魔女にもがれて
何も見えず震え、気は狂った

「もがれた羽は何処?
この場所から逃げ出したい…」

囚われた檻で君を見つけた
君と僕の羽で空も飛べるの?

どうか二人を許し、
結び合わせて
神は許しを与えず
罰を与えた

Crime...mad...Slave

絶望の淵願うならば、
天空の世界へ

舞い降りた天使の羽よ
どうか僕に光を与え
せめて君と空へ…
ずっと離さずつかまえていてね

「あの空を飛べる羽を授けて」

つなぎ合わせたこの羽で、
天空の世界へ

羽を手にして飛び立つ空よ
神は滅びて
せめて夢現で…
ずっと離さず
つかまえていてね

2.fleur de neige

めぐりゆく季節の中の宝物
どんな痛みや傷も癒すから
空を舞う白い花弁は降り積もり
私の景色を染めていく…

凍える指先で繋いだ指から伸びた赤い糸は
絆を深め絡み合う 永遠に離れぬよう願うの

永遠に二人は愛し合って傷つけあって求め合った
二人が歩くその先に別れの予感が

夜空に星が降り注ぐ教会の鐘が鳴るこの場所で
運命が二人わかつとき 心は灰に変わるから

めぐりゆく季節の中の宝物
そんな別れや傷も忘れない
空を舞う白い花弁が優しく
私の景色を染めたの…

ただ涙溢れて 感情抑えきれず
『永遠の誓い』破られたけど
それでも幸せでした

夜空に星が降り注ぐ教会の鐘が鳴るこの場所で
どれだけ泣いて傷つけた
でも愛しさが…何故?

ねぇ…今もまだ消えないの
『あなたに触れたくて』
ねぇ…気付いてよ
『私はまだ愛しているから』

めぐりゆく季節の中の宝物
どんな痛みや傷も癒すから
空を舞う白い花弁が優しく
私の景色を…

過ぎゆく季節の宝物
ずっと、いつまでも…
空を舞う白い花弁は溶け出し
私の頬を伝います


3.久遠の命

揺らいで…蜉蝣のよう
消える君が目の前で
その目で僕を見つめながら
細い声で助けを求めてる

どんな嵐も雨も絶望も
君とならば心地よくて
もう、何も迷わずに
ここで生まれ変わりを待とう

浄化された明日を描けば
幸せになれるようで
この腕で抱きしめて
永遠を誓おう…
僕には君しかいないのだから

久遠の空よ、愛しき人
その地では
争いや憎しみもなくて
未来(そら)が色づけた
あの花が咲く頃
此処に散る花びらよ

抱きしめてこの体
焼き付ける戦火に
爛れた頬に流れる雫…

僕らの今と引きかえに
来世に暖かな光と…

「希望」よ

4.Crystal float

願いは今空にのまれ、
傷めた羽を休めてる
砕け散った思い
闇のトリカゴの中
閉じ込めた
私は今空にのまれ、
傷めた羽を休めてる
遠い空の彼方へと
私を羽ばたかせて

乾いた世界の色彩(いろ)は
見る物も全て灰色と化して
すぐ傍にいたはずの
あなたでさえも
時に消えていったの…

傷付いた羽を持つ
天使に心を重ねる
いつからか失って
私を孤独にしないで

願いは今空にのまれ、
貴方に触れられなくて
時よ止まれ
この季節を永遠に
終わらせて欲しい
私は今空に祈る
どうかまた
出会えるように
遠い空の彼方へと
私を羽ばたかせて…

私にはもう
明日が訪れないのなら
せめて天空で
あなたと出逢いたい

浮かんでいく…
彼方まで…
透明な世界を求めて…
いつからか失った…
すべてを取り戻したい…

5.ドラマティックオカルト

霧がかる夜明けの海へ
幻想を抱いて泳ごう
あなた以外、
何もいらない
身を任せ信じ望んでいた

一夜の幻想

眠れるならこのまま
いっそ目が覚めたら
あなたの傍で
両手にあるだけの錠剤で
幻想紀行へゆくの

純粋に愛したあの時、
後悔もなく
命ごと投げ出して
誓いあいたい
永遠なんてどこにあるのか…

薄れていく
意識の中で、ねぇ
あなたに抱かれる
夢を見ているの
結ばれる事もない結末
ドラマティックオカルト


6.魔界神殿 ~Defomity Curse~

...魔界誕生...
冒涜の聖書を手に
偽りの神がこの地を支配し

見えない糸で下界を操って
眠りから覚めた少女を生贄にして...

...魔界神殿...
拘束され血を吐く
悪夢なのか?支配者が笑う

貴方はなぜ私を呪っているの?
歪んだ愛で銃口をあてた

身を裂かれるのか?
このまま血に染まるのか?
最後の契りさえ 闇に犯され

「さよなら」

泣かないで
そばにいて欲しくて苦しめた
倒れこむ冷たい私の頬
躯を欲しがる支配者の美学
腐った私を愛したの

7.ラプンツェル

暗黒の黄泉 視界も消える
まだ見ぬその姿で 私を愛して

幽閉された空間の中
感情もない人形(ドール)のように育てられた私

悲痛な思いだけ閉じ込めて
長い髪たらしてあなた手繰り寄せた

蒼白い光がさして
あなたが浮かびあがるけど
両目は塞がれたままで
唯一感じられるのは温もりとその声だけで

もう何も振り返らずあの海の底へ...
人魚のように溺れさせて、形のない国へ...

悪戯な運命は残酷すぎて
この瞳であなたを愛せない
魔法は私に何を与えたの?
輝きが欲しいの、だから...

どうかお願いそばに置いて、ねぇ
叶えて一瞬の幸せだけ
暗黒の黄泉、見える結末は
私ひとりさまようだけ

何も望まなくても、別離はやがて来るから
愛す事の喜びを覚えた私は泣き崩れた

あなたの言葉しか聞こえず
脆く散っても心は離れない

現世の私、生きてた証
何も振り返らず、あの海の底へ...

8.ヴァンパイア フォレスト

悲愴に包まれる世は黒い闇
迷路のよう

...distress fall sadness...

歩き疲れて眠りに落ちた夜は
滅びの庭でこのまま身を裂かれ

深い闇から覚めた頃 僕は
この森の深く道しるべは絶たれ
生まれもつ宿命を今は呪いながら
傷を深め苦しむのでしょうか

愛される事なく生まれた
非情な母の影をただ今は呪うでしょう
殺したくても姿もない
この世は腐り果ては、すべては奇形に変わる

流す涙の意味も知らず
吸血の森の中 僕は血を流すでしょう...


9.夢籠 ~tragic Cinderella~

鏡の音に引き裂かれた暗闇の中
私の涙の雨は降り止まず...

あなた巡り逢えぬ誰と踊っているの?
今私の、ガラスの靴は似合わない

夢を見た朝
籠の中ではあなたとふたり
微笑む私が
夢から覚めて
振り向けばもうわたしはひとり
孤独を選んで

縛られた過去に苦痛を感じ
命を絶ったお姫様
また出逢える事、信じ眠るの
還る場所あなた
そばにいて?

記憶の中で揺れている鳥籠の中で
泡のように消えたはずの、あなたの影を見つけた
そして、綺麗な花が咲き乱れるこの場所で
永遠は訪れるのでしょうか

それが幻の夢だと知っても
奇跡の瞬間 愛おしくて
ずっとこのまま黄泉の園でも
永遠に輝き続ける

生まれ変われるなら新世界で
次の扉を開きたい
また出逢える事、祈り眠るの
還る場所あなた
そばにいて...

このまま夜が明ければ冷たくなって
こんなに こんなに熱い思いも戻せない

10....last scene, continued...

瞬きさえも忘れて、
凍りつく魔法の国で
硝子の部屋、閉じ込められ…
転生から揺らぎ見えた

無垢な心は破片と化し、地獄の底へ散らばって
命ごと犠牲にしても、
安息は訪れないのでしょうか?

...last scene...transmigration

重なり合う悲愴の花弁 舞い散る先は何処へと...
もう一度生まれ変われるのなら
理想の私に形を変えて

さよなら、命果てても…
痛みを知る私なら、揺るぎない永遠の幸せを手に入れて
天上の世界で召されるだろう

終幕と死後の世界へ
私には心地よくて
さぁ、このままこの私に堕ちゆく焼けた翼を与えて

もう現世に未練はなく、命を絶ちました…
終幕が与えてくれた転生で私は生まれ変わり
理想世界の扉、差し込む光に涙が溢れた

Continued...

11.MASK

仕組まれた運命
今、仮面を纏うの
黒き血が
牙を剥く私を誘う

「仮面を被せた偽りの虚像
醜悪な支配者になり
生き血の晩餐 貴方は召され
ある朝...仮面は剥がれ落ちました」

記憶の中薄れてゆくの 私が
朽ち果てた躯を この手で... ?

私は仮面を纏い 貴方を殺め
めぐりめぐる無情な刻に...
やがて来る懺悔の朝に震えてた

私の仮面は剥がれ 罪を背負い
訪れた償いの刻に...
溢れてくる最後の朝に接吻を

裁きの慈悲よ、貴方に届け...
このまま歪んだ愛で...
仮面纏いながら...


12.混血

眠りの園…
薔薇は咲き、同じ頃
目覚めた夜に
貴方と出逢い、
惹かれ愛した

愛しき貴女が…
氷のように…
冷酷な顔で…
「傷ヲ舐メテ」

この闇が長く続けばと
目の前の貴女が
悪魔だと知っても
傷つけられても求めて
永遠に繰り返す
貴女を抱く手が震える

貴女に蝕まれていく
欲すれば求める度に
私は醜く
傷つけられても求めて
永遠に繰り返す
貴女を抱く手が震える

もう二度と貴女と
見つめられなくなるの?
未練はないの
この血を私を
貴方に捧げるから

形がなくなるまでに、
愛して…

13. Funeral

枯れ葉が舞う・・・
とめどなく涙は流れ揺れた
響いた過去のプリズムが胸に刻まれ

沈んでゆく淡い記憶と流れる時の中
錆びついた鎖に縛られ身動きもできない

こんなにも愛しているのに
答えが聞けないままで
暗闇の貴方の瞳に私は見えますか?

冷たい指先
感触も感じられぬ
それでもいいから夢を見たいの

死後のあなたには
思いは届かないけど
この日この場所でいつもあなたを思うわ

もう一度声を聴かせて
幻影と分かっても
告げる事が出来るなら・・・
強く抱きしめて

何もいらないから

いかないで欲しい
ときが過ぎても
私は変わらずに

告別は告げられない

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